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正拳突き

コンビニ歴が長い。コンビニ人間ほどではないがいろんなところでやったのを合わせると10年超えてる。

嫌でも知らないことは無くなり、レジで音を置き去りにするようになる。ネテロのように感謝は一切してないが、レジの能力を超えすぎて画面に触れたあとタッチパネルが出てくるようになる(パンッ)。新人が入ってくると、オーナーがお手本として監視カメラの映像で私のレジ打ちを見せる時がある。ほら、ダンスみたいだろ(笑われてるのか?)。


レジで重要なことは人それぞれあるだろうが、私はスピードと正確さだと思ってる。
自分が客の立場の時されると嫌なのが、もたもたされるのと釣り銭間違い、箸やソースの付け忘れなどの凡ミスだからだ。愛想は正直どうでもよくて、最低限の言葉使いさえちゃんとしてくれればそれより早くしてくれよと思う。前にたこ焼を買ったらマヨ&ソースをつけ忘れられたことがあり、めちゃくちゃ腹が立った。コンビニのたこ焼なんてほぼマヨ&ソースの味である。コロッケやイカフライとわけが違う。それを付け忘れるのは重罪である。それならマヨ&ソースだけ舐めとけよと思うかもしれないが私は球体を食べたいんだ。なのでこういう重罪の加害者にならないよう毎日気を付けてるが、三交代制の落とし穴。夜勤がやらなくても夕勤がやった重罪で夜勤の時間にクレームの電話がかかってきたりする。

「フライドチキンが入ってなかったんだけど?」若い男性の声だ。ソースどころか物自体を忘れている..。死刑じゃないか..。「す、すみません。次来店された時にお代をお返しするか..」「今すぐ持ってきて」私は自分のやってないミスで、真夜中の公園沿いを骨付き肉を持って歩いている。骨が無いならまだしも骨付き肉である。別に骨つき肉のグリップみたいなとこを手掴みして歩いてるわけではないが気持ちはそうだ。不愉快である。言われた住所のマンションのインターホンを押すと中からホストみたいな男性が出てきて「金取る気?」と言われた。後ろで女の笑い声が聞こえる。「申し訳ないのですがお代はいただきます」私は毅然とした態度で戦った。なぜなら金を持ってきてないからだ。もう往復したくない。骨付き肉のお金を持って真夜中歩きたくない。なんとか理解してもらい、2度と行かないからなと言う捨て台詞と見えない女からのバーーーーカをもらい、店へ戻った。全員殺してやる。


レジがすぐ混む店員は、レジのスピードが遅いこともあるが、混んでない時にスピードを落としてるのも原因である。
これだけ長くコンビニで働いていても、今来ます?ってタイミングで急にレジに来る人が多く、たとえ一人しかレジにいない時でも全力のスピードで挑まなければならない。今は目の前のサラリーマンのお客さんしかいないかもしれないが、長時間カゴに大量の商品を入れながらウロウロしてるおばさん、商品が入ったカゴを足元に置いて立ち読みしてるお兄さんはもうレジに並んでいると仮定するのである。

新人のミスで多いのが、商品を詰めてるとレジ袋が小さくて入らなくなるレジ袋の大きさ選びのミスである。明らかに大きいサイズの袋を選べばいいだろと思うかもしれないが、これは経費削減のためにちょうどいい大きさのレジ袋に入れることをわりときつく言われるので、慣れてない新人が特に見謝って起こすミスである。ベテランになると、オーナーや店長が見てないところでは大きめの袋に入れるぐらいのことはできるのだが(あまりちょうどに入れても食パンとかパツパツだと不愉快だろうし)、新人で真面目な人はそうもいかない。私はレジを置き去りにする店員なのでそんな次元にいない。一瞬で正確にベストサイズのレジ袋を選ぶことができる。商品を“水”に変えるのである。もう1度言う。商品を“水”に変えるのである。レジに持ってきたガム2個、アタック洗剤、堅あげポテト、オランジーナ、ポテトサラダ、タマゴサンドを全部“水”に変えて、1つの“水”にするのである。7つできた水滴が集まり1つの大きな水滴ができるイメージだ。あとはこの“水”の体積に合う袋を探すだけだ。水を“水”に変えることもある。無駄と思うかもしれないが1つの“水”にするためだ。

「盗らねえよ」

目の前のサラリーマンのお客さんが怒っている。お客さんが財布から出した小銭をカウンターの自分の付近に置いた瞬間私が乞食のスピードで手で覆い隠し自分の付近に寄せたからだ。私がレジを早く終わらせるために編み出した百式観音“壱乃掌”が人を不愉快にさせることがわかり封印した。日々精進である。

時給が10円上がった。
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第二十三回文学フリマ出店のお知らせ

11月23日(水祝)東京で行われる文学フリマにA4しんちゃんというサークルで同人誌を発売することになりましたのでお知らせします。

【開催日】 2016年11月23日(水祝)
      11:00~17:00予定
【会場】  東京流通センター 第二展示場
      東京モノレール「流通センター駅」徒歩1分
【ブース】 2階Fホール【オ-39・40】
【サークル名】 A4しんちゃん


【タイトル】 「森のヤマンバ姉(ねえ)」1000円(税込)
森のヤマンバ姉表紙

参加者はこだま爪切男のりしろ酉ガラ、たかの5人です。
森のヤマンバ姉もくじ(ページ数無し)
こだま、爪切男は普段のブログのようなエッセイ、のりしろは小説、たかは漫画、酉ガラは長いツイートを書きました。よろしくお願いいたします。

【来場者特典】年賀状

希望者のみですが【こだま、爪切男、たか、酉ガラ、森のヤマンバ姉】のうち1人から年賀状が届きます。
当日ブースにアドレス帳が置いてあるので【住所 氏名 誰からもらいたいか】の項目を埋めてください。
いらない方は無理しないでください。

【注】のりしろは喪中のため不参加
  希望者多数の場合正月に届かない可能性もありますので気長にお待ちください。


ぜひご来場ください。よろしくお願いいたします。






























今さらだが、去年のりしろさんが「十七八より」という小説で群像新人文学賞を受賞した。

のりしろさんは大学生の頃から(知らなかっただけでもっと前からかもしれない)個人ブログで創作、ショートショートを毎日書いていた。はじめて読んだ時人の文章でこんなに笑ったことないぐらい笑い、これを毎日同じクオリティで淡々と書いてることに恐怖した。同じネットの趣味や私が書いてたブログを読んでくれてたこともあって、ネット上でだけだがずっと交流はあった。私がけつのあなカラーボーイというネットの集団に参加しはじめた時、のりしろさんも入ってくれないかなと思って誘うためにはじめてネット上ではなくオフで会うことになった。のりしろさんがネットの人に会うのはこれがはじめてだった。ブログでたまに出る大学生活の暗さ(友達がいない、便所で飯を食った)や妊婦がセックスするAVを見てることから人と接するのが苦手な感じかなと思っていたが、普通に目を見て話してくれる好青年だった。ブログでは創作の他に読んだ本の感想も書いていてそれが尋常じゃない数で、はじめて会った時も本屋で今日買った本を10数冊袋に下げていた。

けつのあなカラーボーイという集団がカスの動画を集めた動画祭をするので、何か自分たちでも撮りたいなと思い、のりしろさんと私と他数人で奥多摩の山奥へ行き“カメラを回しながらハイキングしてるとなぜか松本人志が見切れてる動画”を撮った。意味がわからないと思うが撮ったのでしょうがない。動画祭ではウケなかったが(松本人志じゃなく腕組んで眉間に皺を寄せて滝を見てる坊主の酉ガラだったので)撮影中こんなに楽しいことがあるのかとゲラゲラ笑った。

一緒になぜかアイススケートに行ったことがあった。私ものりしろさんもはじめてだったのだが、のりしろさんはすぐ滑れるようになり、私は壁づたいにヨロヨロ滑ってるところを同行したスケート経験者の女性に並走されながら「がんばって がんばって」と拍手され運動会の徒競走以来泣きそうになった。私がベンチで休もうとすると、のりしろさんは一人で滑りに行き、一周して帰ってくると一周してる最中に仲良くなった知らない姉妹の女の子を両手に連れていた。

いつ頃かわからないがのりしろさんは誰とも会わなくなった。ブログで淡々と創作を書く生活に戻っていった。ひさしぶりにご飯を食べる約束をしたが、約束の時間になっても全然来ないのでメールを送ると「今高尾山にいます」と高尾山から見える絶景の写メが送られてきて、「高尾山でうどんを食べてしまいました」と書かれていたのでそれはしょうがないと解散した。何の怒りも無く写メを見た時ウケたのだが、同時にどういうことなんだと不安にはなった。本人にしかわからないことだが、なんとなくこのままアクセス数一桁のブログに創作を書き続けて、いつしか人に見せることもどうでもよくなってブログにも書かなくなり、ひたすら部屋で誰も見ない原稿用紙にすごい文章を書いてる姿を想像した。

けつのあなカラーボーイがコミティアに同人誌を出したので、参加はしてないがのりしろさんにこういうのがあるので来ませんかと誘ってみた。特に返事はなく、当日を迎え、コミティアの会場で携帯を見るとのりしろさんから「東北に引っ越したので行けないです」と返事が来ていた。「一人でですか?」と聞くと「ネズミと来ました」と返事が来た。東京からペットのネズミと東北に引っ越したようだ。世界名作劇場みたいなデザインののりしろさんとネズミを想像しながら、なんかボーッとした気分になった。

数ヵ月後のりしろさんから連絡があった。向こうから来るのは珍しい。見ると「群像新人賞の最終に残りました」と書いてあった。東北ではこれに送る小説を書いていて、書けたので東京に戻ってきたようだ。「たぶん獲れると思います」とも書いてあった。数日後本当に受賞していた。人との飯の約束以外は有言実行だった。しばらくして、コンビニの夜勤の休憩中にtwitterを見てると、群像新人賞の授賞式で賞状を持って笑ってるのりしろさんが出てきて、関係ないのにこみ上げるものがあった。洞窟の中でずっと仏像を彫り続けてる仙人も山里を眺めてる日もあるはずで、勝手にいろんなことを想像してせつなくなっていたので本当によかったと思った。本人は何も思ってないかもしれないが。

そんなのりしろさんが珍しく「また同人誌をやりたいですね」(本人は覚えてないかもしれないが)と自分から言ったので、この同人誌をやることになった。

こだまさんがなし水に書いてた「夫のちんぽが入らない」を加筆修正して来年の1月にちゃんとした出版社から書籍として発売するらしい。イラストを送ったら「会いたい」と喫茶店に呼び出されて「将来性がある」「トップ3に入っていた」「髪型が若い頃のもんたよしのりに似てる」(悪口だろ)と阿佐ヶ谷姉妹の両方に似てるおばさんに通信講座に入会させられた講談社フェーマススクールズにしか褒められたことがない私からするとただただすごい話だ。少し前に出来上がった原稿を読ませてもらったのだが、なし水に書いてた「夫のちんぽが入らない」とは比べ物にならないぐらい面白くなっていた。爪切男も日刊SPA!でタクシー×ハンターという連載をはじめ、私と酉ガラは毎日ご飯を食べている。そろそろ誰も遊んでくれなくなりそうなので、今回の同人誌読んでみてください。よろしくお願いします。
プロフィール

たか

Author:たか
出羽亀

けつのあなカラーボーイ、A4しんちゃんという団体から漫画、文章の同人誌を出したりしてます。

連絡先 a4sinchan@yahoo.co.jp

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